実りの秋にありがとう 〜和編〜

秋は美味しいものがたくさんで、嬉しくなりますね♪

大きく実を結んだ作物に感謝の気持ちを込めて、作品に閉じ込めました。


先日のいが栗、柿、アケビ、おもちゃカボチャのアクリル画に対して

今回はちぎり絵で「和」の雰囲気を目指します!

モチーフは、みんな大好きなブドウ♡


最初から均一な紫色に染まった和紙では面白くないので「みんなで白い紙を染めたい」と

思ったのですが、染めた紙が乾くまでには時間がかかります。

かといって、濡れた和紙は非常に繊細で、思うようにちぎりにくく、ボロボロになりがち…


そこで思いついたのがコーヒーのドリップに使うペーパーフィルター!

吸水性が高いうえに、とても丈夫にできているので「これ使えるかも!」と考え

試作品を作ってみたんです。

実際に試してみて、子ども達のちぎり絵に向いているのが分かりました。


紫色の絵の具を3色用意する時に、しっかりみんな気付きましたよ(キラーン)☆

赤っぽい紫、青っぽい紫、真ん中の紫、ちゃんと識別できています!

その3色で、お水の多いもの、少ないものをそれぞれ作って、合計6つのお皿が並びました。

コーヒーフィルターを適当に小さく折り畳んで、絵の具のお皿に少〜しだけ「ちょん」!

すると、ジワーっと紙が絵の具を吸い上げてくれるので

6つのお皿を行ったり来たりして、フィルターに色むらを付けていきます。


染まったら新聞紙の上に置くか、間に挟んで、余分な水分を取り除きます。

紙を染める作業ばかりを、先に全部やってしまっているうち

一番始めに染めたフィルターの水分量が、ちょうど良い感じに♪


適度に湿っていながらも破れにくいところが、ちぎりやすさのポイント!

両手の親指と人差し指に力を入れて、縦ではなく横に引き裂いていくように…

できそうなら、丸くなるように紙をクルクルと回しながらちぎります。

初めのうちは「ちぎりたい方向にちぎれない!」と苦戦していたので

一人ずつ順番に、横について一緒にやってみました。

一番早くコツを掴んだ子は、後半には裏技まで発明して、自由自在にちぎっていましたよ!


全員、徐々に「分かった!」「できた!」と嬉しそう♡

そして、このブドウの粒ばかりを作る作業にたくさん時間を取って、一気に豊作に!!


その後、厚めの白い台紙を配って、たくさんできたブドウの粒を

一枚一枚ノリで貼っていきます。

本物のブドウを観察せずに貼っていますが、さすがは見慣れた果物!

それらしく実を付けることができて、紫の濃淡もナイスバランス☆

美味しそうなブドウが一房完成したら、同じようにコーヒーフィルターを緑色に染めて

次は葉っぱを付けました。

途中で「和風とか、日本らしい感じってなんとなく分かるかな?

おばあちゃんの家に飾ってありそうじゃない?」と聞いてみると

「あ〜、分かる!分かる!」と妙に納得(笑)

「じゃあ、おばあちゃんにプレゼントしよう!」と言う子もいました♡


細い筆で、ツルを描いたら完成です!

とても完成度の高い作品が仕上がりましたので、本当にプレゼントに良さそうですね。

例えば同じ方法で、コーヒーフィルターを赤色に染めて、5枚丸くちぎったら…

梅の形になるように、年賀状に貼ってみてください!

年賀状の温かみが増すこと、間違いなしですよ〜


コーヒーフィルターがお家に余っている方は、ぜひ真似してみてくださいね!


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こども芸術舎 ドラゴンラボ

南森町駅すぐの長時間預かり型アートスクール「こども芸術舎 ドラゴンラボ」です。 学童のように放課後のお子様をお預かりし「アートセラピー」のエッセンスを加えて見守ります。 【水曜15〜19時 月2回 ¥7,200/月4回 ¥14,400】お気軽にお問合せください。