続・絵画コンクールへの挑戦!
子ども達が通う小学校の夏休みの課題画は、配られたコンクールリストの中から
「一人1作品以上」を提出する決まりです。
この夏、みんなのお陰で様々なコンクールを知り、調べることができました!
しかしながら夏休みでも忙しい子ども達は、一人1作品を提出するのが精一杯…
5~6人で描いていると、細かいところまで付きっきりで見てあげることができません。
幸いにも9月末締切りのコンクールがあったので、2年生の二人に頑張ってもらいました!!
最初に、一緒にスーパーに行って選んだのは「サンマの開き」。
この秋を感じるモチーフを使って、初めてのデッサンにトライ!
少しでもヒントになればと思い、私も隣りで一緒に描きましたが
これがとてもとても楽しかった♪
一ヵ所に集中して描くのではなくて、全体的にまんべんなく加筆していくところ…
ラインや、光と影をよく見て、そのままを紙に写し取るようなつもりで…
濃さが違う鉛筆がたくさんあるので、使い分けてみることなど。
学生時代、私はデッサンに苦手意識を持っていて、今でもとても難しいのですが
二人はサンマの特徴をよくとらえています!
そして、モチーフをしっかり観察して描いたことが伝わってきますね☆
翌週も魚への探求は続き(笑)写生と空想画の二つから
どちらか好きなほうを選んでもらいました。
写生とは言っても、事前に撮ってきた写真なのですが…
「ドラゴンラボ」の近くにある、居酒屋さんの店頭にいつも並ぶ鮮魚!
写生を選んだ子は描き始めに迷いがあったので、写真と画用紙それぞれに十字に線を入れ
画面を四分割してから描く方法を伝えると、一気に手が動く〜
サンマ同様に「どこが膨らんでて、どこが細くなってる?」「ヒレはどこから出てる?」と
とにかく魚のラインを意識して鉛筆を進めます。
一方で空想画を選んだ子は、夏休みの課題画と同じように
小さい紙にサムネイルを描いてから、画用紙に写します。
物を見て描くより、考えて描くほうが得意だと自分で分かっているので
スラスラと描き上げました!
そして二人とも、鉛筆で描き終わった後は、油性ペンでアウトラインをなぞりました。
このように魚という一つのテーマでも、デッサンや写生、空想画など
色々なアプローチがあるということを学んだ二人。
最終回は絵の具での着色ですが、夏休みの課題画と違うところは、ズバリ水の量!
ほんのちょっとの絵の具を、たっぷりのお水で溶きます。
画用紙に塗ったら、乾く前が勝負!
さらに違う色を、筆先にわずかに取って、先ほど塗った部分に手早く重ねます。
そこで自然ににじませたり、筆で軽くトントンとたたいて意図的にぼかして
変化を楽しみました♪
ふんわり優しい色合いの2作品が完成しましたので、急いでコンクールに提出してきま〜す!
「ドラゴンラボ」を一年間やらせて頂いて、子どもの変化に気付いたことがあります☆
何でも私に確認してからでなければ、失敗が怖くて、手を進められなかった性格の子。
「もう描いていい?」や「この色塗っていい?」などと、逐一たずねることが減りました!
アートの世界に「間違いは無いんだ」ということが少しずつ分かり
「怖がらずに自分でやってみよう」という気持ちになっているのだと、嬉しく思います。
二年目の「ドラゴンラボ」も秋から冬に向けて
子ども達に楽しんでもらえるプログラムを用意してお待ちしています♡
お問合せは、エーキャスト(株) やまもと迄
Tel. 06-7860-5884(平日10〜17時)
「Contact」ページの専用フォームからもどうぞ!
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