もしもピカソがオニを描いたら…

きっかけは昨秋のアート中に、ピカソの名前を出して例を挙げたことでした。

その時の子ども達の食いつきが予想以上で、「画家にも興味を持てるんだな~」と感心!

ピカソは肖像画(特に女性)をたくさん描いてきた画家ですから、今回は絶好の機会です♪


子どもにも大人にも分かりやすい、素晴らしい本を見つけたので

まずはピカソの生涯を読み聞かせ。

50ページ以上ある大型本なのですが、真剣に耳を傾けて、絵もしっかり見てくれました☆

その後はいつもと違ってストーリー仕立てで進めてみましたよ!


みんなのお父さん、お母さんが生まれる少し前まで活躍していたピカソ。

決して平和でも、裕福でもない時代の〝画家のタマゴ〟気分になって頂きまして…

生活費を稼ぐために「模写」という手段があったこと、人気の絵を

上手く真似っこできればできるほど、高いお金で買ってもらえたことを説明しました。

ピカソが描いた肖像画を5枚用意したのですが、ここは新年のお楽しみであみだくじを♪

大吉、吉、中吉、小吉、末吉と5枚の絵を振分けて、大盛り上がり!!

誰がどの絵を描くかが決まったら、鉛筆で下書きです。


やや厚みがあるオフホワイトの紙をA4サイズにして配ったら

見本を見ながら、ほぼ同サイズに書き写していきます。

全員、よ〜く見て描くことができていました☆

着色で大切なことは、これまた見本に似せた色を作ることと、水の量にも注意すること!

これができれば、かなり本物らしい雰囲気になるんです。

…いかがでしょうか?

さて、ストーリーの続きです。

みんなの模写は大評判で飛ぶように売れ、それぞれの知名度も上がってきました!

そんな時、アトリエにお客さんが訪ねて来て、こう言いました。

「この前買った絵がすごく気に入ったんです!もうすぐ節分ですから

 あの絵みたいな感じで、オニの絵を描いてもらえませんか?」


待ちに待ったオリジナル作品の注文ですよ〜

みんなは一旦、小さい紙にサムネイルスケッチを描いた後

先ほどと同じ画用紙にハリキッテ写し始めました!

もうね〜、天才ですっ☆

だいたい「オニを描いて」と言われたら

大人は同じような仕上がりになってしまうと思うんです。

子ども達、みーんなぜんぜん違う!!


どれも面白いし、ちゃんとピカソらしさが入っているんです!

完全にピカソ超えてます(笑)

色もそれぞれに工夫して、上手く塗っていますし

水の量で変わる濃淡が分かってきた子もいますね。

子どもの絵の展覧会を見たピカソの最後の言葉があります。

ドラゴンラボの子ども達にも大切に伝えました。


「この年頃には、わたしはルネッサンスの天才たちのように

 正確に、上手に絵を描くことができた。

 でも、この子どもたちのように描けるようになるには 一生かかった」

あなた達は、天才が憧れる大天才なのですよ♡

表現することを恐れず、未来へ歩んでくださいね!


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こども芸術舎 ドラゴンラボ

南森町駅すぐの長時間預かり型アートスクール「こども芸術舎 ドラゴンラボ」です。 学童のように放課後のお子様をお預かりし「アートセラピー」のエッセンスを加えて見守ります。 【水曜15〜19時 月2回 ¥7,200/月4回 ¥14,400】お気軽にお問合せください。