フェルメール展へ行ってきたよ

お天気に恵まれ、汗ばむほどの陽気の中、6人を連れて行ってきました「フェルメール展」!

地上に出るなり、天王寺公園は人!人!人!

早速「遊びたい〜」発言が出た時には、一瞬ヒヤリとしましたが(笑)

地下鉄の中も、美術館までの道中もとてもお行儀が良い子ども達でした♡


大阪市立美術館に到着すると、すでに解説の先生が待っていてくれて

ご挨拶を済ませました。

狙い通りの時間で、どうやら入場の列は出来ていないようです♪ ラッキー!!

もちろん子ども達が急ぐ訳でもなく、まずはいったん腰掛けてオヤツ&お茶タイム♪

一息ついてから、美術館の中でのお約束ごとを教えてもらいました。


①作品を絶対に触りません

②美術館の中で走りません

③大きな声でお喋りしません

その他に「鉛筆以外の筆記用具を使いません」。

キチンとお約束ができたので、いざ美術館の中へ〜

先にロッカーに荷物を預けて、先生が作ってくれた鑑賞用のプリントを1枚ずつもらいます。


その後、フェルメールとオランダについて説明を聞きました。

約350年前、まだ日本がお侍さんの時代に、オランダで活躍していた画家のフェルメールは

旅館の息子だったそうです。

オランダはミッフィーちゃんの生まれた国だということや

サッカーがとても強いことなどを聞いて、少しオランダに興味が持てたかな?

展示室に入ってからは、たくさんの作品をすっ飛ばして

真っ先に一番奥のフェルメールの部屋へ!

現存するフェルメール作品は三十数点と言われています。

全世界に散らばっているその希少な名画を、一度に6点も観られるのは大変貴重な機会で

西日本では過去最大規模とのこと。


まずは6点を自分のペースで順番に観て、一番のお気に入りを探しました!

並ばずに入館したものの展示室内はそこそこ混雑していたのですが

子ども達は上手くすり抜けて、間近で作品を見つめています。

それぞれにピンと来る、お気に入りがあったようです♪


次に1点1点、どういう場面なのか、どんな登場人物なのかなど、丁寧に解説がありました。

それも小学生が食いつく視点で説明してくれたので

恐らくガイドブックには載っていない内容で、とても面白かったです!


フェルメールの作品に手紙を書いているシーンが多いのは、その時代に郵便制度が発達し

手紙を書くことが流行の最先端だったからだそうです!

現代の「もう〜、スマホばっかり見て…」が

「また〜、手紙ばっかり書いて…」だったのでしょうね(笑)


さらにフェルメールと言えば、イエロー×ブルーの服を纏った女性を多く描いていますよね?

代表作である「真珠の耳飾りの少女」も思い浮かびます。

今のように簡単に絵の具が手に入らなかった時代

あのイエローの絵の具を作るのに、思いがけない原料が使われていたんですって!


フェルメール6作品の鑑賞を終えたら、人の流れを逆流して作品を観ていきます

(順路がないのでルール違反にはなりません)。

同時代に、同じくオランダで活躍した画家達の作品が、ズラリと並んでいました。

それらの特徴をピックアップして、先生が作ってくれたプリントには

「この絵をさがしてみよう」と書いてあったので

子ども達は宝探しのように夢中になっていました!


この頃はまだ写真が無かったので、肖像画が流行っていました。

フェルメールの顔もハッキリとは分かっていないのですが

今回、初来日である「取り持ち女」の左端に描かれた男性は

フェルメールの自画像であるという説が有力だそうです。


また、お酒で酔っぱらっている人や、仕事もせずにトランプに興じている人々など

「やってはいけないこと」をしている大人の様子もたくさん描かれています。

教訓めいたことが盛り込まれていて、まるで啓発ポスターのよう。

恥ずかしい大人を見つけては、大笑いの子ども達でした!


こうして、先生の工夫のお陰で子ども達は飽きることなく

真剣に全作品を観て回ることができました。

美術館が初めてのお子さんもいましたが、とても楽しく過ごせたと思います!

7〜8歳で観た本物の「フェルメール」、きっと心に刻まれたことでしょう〜

じっくりと鑑賞したので、いい時間になっていましたが

美術館を出たとたんにまた「遊ぶ〜」(笑)

解説の先生にはお礼を伝えて、ここでお別れ…

まだまだ元気な子ども達と、ワイワイ帰途につきました。


課外授業という初の試みでしたが、私もとても勉強させて頂き

一緒に楽しい時間を過ごすことができました!

ドラゴンラボは、今後も魅力的な企画をお届けできるよう、頑張ります♡


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こども芸術舎 ドラゴンラボ

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